40代フリーランスのリアルな現状 〜オファー獲得編〜

フリーランスエージェントを利用してみました から始まった案件探しですが、ついにオファーが来ました。
結果的にはエージェントを利用し始めてから2ヶ月半ほどでオファー獲得出来ました。
リアルな現状 の記事にも書きましたが、なかなか案件を獲得することが出来ずにいて内心とても焦っていました。
オファーまでの道のり
最初の2週間ぐらいはコーディネーターが提案してくれる案件に対してより好みしていたのですが、エントリーできる案件の数もそう多くなく、私の経歴では選べる立場にないと思い知らされました。
そこからは、自身の経歴やスキルが一致する案件にはすべて商談希望と回答し、まずは面談に進もうと考えました。しかし、なかなか面談に辿り着くことが出来ません。希望していたPHP系の案件はLaravelの経験必須かつフレームワークを利用した3年以上の開発実務経験が必要というような条件がつく案件が多く、私の経歴では商談希望してもお見送りされてばかりでした。
5月の初旬にはC#の経歴を生かせそうな案件との商談が面談まで進みましたが、過度な残業は不可であることを伝えるとお見送りになりました。
その後、1ヶ月ぐらい商談はありませんでしたが、最終的にはC#を使ったASP.NETの案件からオファーをいただくことが出来ました。
氷河期世代なので就職活動中にたくさんのお祈りメールをいただいていたおかげで、40代で家族を養わなければならない状況下でのたくさんのお見送りにも心が折れずにすみましたが、なかなか辛い経験をしました。今の自分のスキルや経験は、市場では求められていないんだと悲しくなりました。
でも、こんな時だからこそ前を向こうと決めて、希望を忘れず、「自分に価値がない」なんて思わないようにして頑張ったんです。
フリーランスは即戦力を求められます
未経験の案件、例えばPythonを使ったことがないのに、需要があるからと言って商談を希望しても未経験のフリーランスがその案件からオファーされることは無いと思います。まずは正社員としてどこかの会社に所属し、そこで未経験ながらスキルを身につけていく必要があります。
今回の件から、Visual Studioを用いる案件は、一定の需要があるにもかかわらず、応募者が集まりにくい状況にあると感じました。
その背景には、PHPやJavaScriptフレームワーク(React・Angular・Vueなど)の技術者と比べて数が少ないことに加え、若手エンジニアから「将来のスキルアップに繋がらない」と敬遠されがちである、という事情があるのではないでしょうか。また、単価もVisual Studioを使うような案件は比較的低かったです。
しかし、40代のエンジニアであれば比較的馴染みがある技術だと思うので、身につけておくと自分の身を助けるのでは無いかと思います。Javaでも同様のことが言えそうですが、最近はSpring Bootの経験が問われそうです。